がんの治療方法について
がん治療にはどんな種類があるのか。放射線治療の現場で働いていた経験も踏まえながら、手術・放射線治療・薬物療法・免疫療法を分かりやすく整理してみました。
がんの治療方法について改めて整理してみた
最近、がんに関するニュースを見ていると、
「新しい抗がん剤」 「免疫療法」 「AIによる診断支援」
など、さまざまな話題を目にします。
自分自身、放射線治療の現場で長く働いていましたが、改めて整理してみると、がん治療は想像以上に進歩している分野なんだなと感じます。
今回は、がん治療にはどんな方法があるのかを、自分なりの備忘録としてまとめてみます。
がん治療は1つではない
「がん治療」と聞くと、
抗がん剤をイメージする人も多いかもしれません。
でも実際には、
- 手術
- 放射線治療
- 薬物療法
- 免疫療法
など複数の選択肢があります。
がんの種類や進行度によって、治療法はかなり変わります。
そのため、
同じ「がん」という病気でも、患者さんごとに治療内容は大きく違います。
手術治療
がんを直接取り除く治療
最もイメージしやすい治療方法かもしれません。
がんが限られた場所にある場合は、手術によって取り除くことを目指します。
昔は大きく切開するイメージが強かったですが、最近は内視鏡手術やロボット支援手術なども増えています。
身体への負担を抑えながら治療できるケースも増えているようです。
早期に発見されたがんでは、手術だけで治療が完結する場合もあります。
放射線治療
放射線でがん細胞を攻撃する
自分が最も長く関わっていた治療です。
放射線を照射することで、がん細胞のDNAを傷つけて増殖を抑えます。
「放射線」と聞くと少し怖い印象を持たれることもありますが、
実際には正常組織への影響をできるだけ少なくしながら治療を行います。
見た目には静かに寝ているだけに見えても、その裏では非常に多くの計算や技術が使われています。
最近ではAIを利用した輪郭作成や治療計画支援なども進んでいるみたいです。
薬物療法
抗がん剤だけではない
薬物療法というと抗がん剤を思い浮かべますが、実際にはいくつか種類があります。
例えば、
- 細胞障害性抗がん剤
- 分子標的薬
- ホルモン療法
- 免疫療法
などです。
昔は「抗がん剤=副作用が強い」というイメージがありましたが、
最近は薬の種類も増え、副作用対策もかなり進歩しているようです。
もちろん副作用がゼロになるわけではありませんが、以前より治療の幅は広がっているみたいです。
免疫療法
自分の免疫を利用する治療
最近よく話題になる治療です。
本来、人の免疫は異常な細胞を見つけて排除しようとしています。
しかし、がん細胞は免疫から身を隠す仕組みを持っていることがあります。
そこで、
免疫が本来の力を発揮できるようにサポートするのが免疫療法です。
特定のがんでは大きな効果が期待できることもあり、がん治療の選択肢を大きく広げた技術の一つと言われています。
免疫療法はすべてのがんに効くわけではありませんが、治療の考え方を大きく変えた分野の一つと言われています。
最近のがん治療は組み合わせが主流
昔は、
- 手術だけ
- 放射線だけ
- 抗がん剤だけ
というイメージが強かったかもしれません。
でも現在は、
- 手術+抗がん剤
- 放射線治療+抗がん剤
- 放射線治療+免疫療法
など、複数を組み合わせることが珍しくありません。
それぞれの治療法の長所を活かしているわけですね。
AIやITも少しずつ関わっている
医療従事者として働いていて感じるのは、
がん治療は思った以上にデータの世界だということです。
例えば、
- CT画像解析
- MRI画像解析
- 病理画像解析
- 遺伝子解析
- 治療計画作成
など、多くの場面でコンピュータが活躍しています。
特に最近はAI技術の発展によって、
診断支援や治療計画支援などの研究も活発に行われています。
医療とITの距離は、これからさらに近くなっていくのかなと思います。
まとめ
自分なりに整理すると、がん治療の柱は大きく4つです。
- 手術
- 放射線治療
- 薬物療法
- 免疫療法
そして最近は、その中から最適な組み合わせを選ぶ時代になっているみたいです。
放射線治療の現場で働いていて感じるのは、
がん治療は今も進化を続けているということ。
新しい薬やAI技術も次々と登場していて、数年前の常識が変わることもあります。
自分も引き続き勉強しながら、気になったテーマを整理していこうと思います。